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悪し妻かたり第4話(悪妻の覚悟)ネタバレ│吉次郎への想いを自覚して葛藤する水松女

女性・少女マンガ
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悪し妻かたり第4話(悪妻の覚悟)ネタバレ│吉次郎への想いを自覚して葛藤する水松女

 

大海とむ先生の「悪し妻かたり」第4話(悪妻の覚悟)を読んだのでレビュー&感想をご紹介します。

 

目次

悪し妻かたり4話~悪妻の覚悟 注目ポイント

 

いとが吉次郎の側女になるとか、家臣たちの噂話はもちろん嘘です。いとは元屋鉄の側女で水松女もよく知る女性でした。いとが城に来た理由も明らかになります。

 

ここまで読んだ読者は、孫四郎いい加減にして!って思っている人が多いと思うけど、4話でもやってくれちゃってます。さすがに吉次郎も腹に据えかねて…。

 

≫≫「悪し妻かたり」その他話数はこちら

 

悪し妻かたり4話~悪妻の覚悟あらすじ(ネタバレ注意)

 

吉次郎に妻はそなただけだと言ってもらったものの、水松女はやはり自分は殿に相応しくないと思っていました。側女を置くように勧め、それが最善だと自分に言い聞かせます。

 

ところが、吉次郎が件の侍女『いと』と楽しそうに会話をしている姿を目の当たりにして胸が苦しくなり…。

 

孫四郎の早とちり

 

立ち去ろうとする水松女に、いとが声をかけてきました。いとの顔を見た水松女は目を丸くします。そのとき、孫四郎が戸を開けてやってきて向かい合っている2人に気付き、こんなところで何をしていると睨みつけました。

 

水松女は身を固くしますが、それ以上にいとは恐怖で震えだします。それを孫四郎は水松女のせいだと誤解して、おのれ何をしたと声を荒げました。

 

蛇女が正体を現したと捲し立て、いとを庇うように引き寄せます。いとはガタガタと震えて声も出せず…。

 

水松女は孫四郎からいとを庇うように間に入り、大きな声をやめてくださいと勇気を奮い立たせました。孫四郎はさらに水松女にくってかかろうとします。

 

そのとき吉次郎が孫四郎を制し、いとは水松女ではなくおまえの声に怯えているのだと諌めました。いとに優しく声をかける水松女。いとは御方様…と懐かしそうに水松女の胸に寄り添うのでした。

 

いとの正体と心の傷

 

いとは屋鉄の側女でした。美しさから目に留まりますが、内気な性格で暴力で無理やり従わせられていたのです。そういう側女はたいてい衰弱して亡くなるか捨てられるかでした。水松女は彼女たちを逃げしてやっていたのです。

 

いともその一人でした。いとが里に帰り家族にも受け入れられたと聞いて、水松女は涙をこぼして喜びました。いざ逃してもその先に安寧はあるのか気がかりだったのです。

 

人が集まってきたので、水松女はひとまずいとを自分の居に連れて行くことにしました。

 

水松女たちを見送った吉次郎は、孫四郎に水松女に無礼は許さないと言ったはずだと厳しい目を向けます。しかし孫四郎は腑に落ちない様子。弁解しようとすらします。

 

吉次郎は孫四郎の思い込みを放っておいた自分にも非はあると認めつつ、悪評があろうと女性に対して一方的に責めるのはひとかどの侍のすることではないと諫めました。

 

吉次郎の水松女への気持ちはすでに…

 

冷静に叱責したように見えた吉次郎ですが、実は孫四郎に対してひどく腹を立てていました。孫四郎に怒鳴りつけられた時の、水松女の目に見えた怯えと傷心に吉次郎は我を忘れそうになったのです。

 

殴りかかりたい気持ちをなんとか落ち着かせて叱る体で済ませたものの、水松女を傷つけた孫四郎を許せない吉次郎。同時に、孫四郎を御し切れず水松女を傷つけることになってしまった自分をも許せないのでした。

 

水松女の葛藤

 

水松女の居宅で気持ちを落ち着かせたいとは、城に来た経緯を話し始めました。いとにとっても城は恐怖の対象であったはずなので、戻ってきたことに美与と喜久も驚きます。

 

いとは、水松女に恩義を感じていました。今度は自分が助けになろうと水松女の侍女として城に上がるつもりだったのです。

 

ところが、いとはあまりに器量よし。城内でいとを巡って諍いが起きると危惧したつゆと左馬之助が、主君の傍に置いたほうがいいだろうと判断したというわけです。

 

吉次郎も始めは不本意だったのですが、いとの事情を知り水松女のことを色々訊くようになりました。いとが度々吉次郎に呼ばれていたのは水松女の話をするためだったのです。

 

いとから話を聞いた水松女は我が身を恥ずかしく感じました。お手がついていないことに安堵し、吉次郎に大切に思われていると聞いて嬉しく感じる自分を浅ましいと思う水松女。

 

言葉では覚悟はできていると言いながら、吉次郎といとが楽しげに話しているのを見たときの胸の痛みで、上辺だけの覚悟だったと思い知らされました。

 

吉次郎から与えられる喜びをこれ以上知ったら手放せなくなる。知ってはいけないのだと自らを諌めるのでした。

 

悪し妻かたり4話~悪妻の覚悟感想

 

やっぱりいとは屋鉄の側女でしたね。そして水松女を慕っている。水松女同様かなり酷い目にあってきたようです。男の人の怒声にガタガタ震えるほど。

 

それにしても孫四郎はホントいい加減にして欲しい。あれだけ吉次郎が忠告しているのにまだ水松女に対する偏見を捨てられないなんて!

 

吉次郎は自分がもっとキツく言っておけば…と後悔しているけど、そこには信頼もあったと思うからあまり責められません。それにまだ納得していない感じだし…。

 

水松女はますます吉次郎を遠ざけようとしているみたいです。吉次郎の方は、水松女に対して恋情を感じていることに気付いたようなのに…。

 

悪し妻かたり4話 まとめ

 

今回は、「悪し妻かたり」第4話のストーリーや感想を紹介しました。

 

誰か孫四郎にガツンと言って!

 

≫≫「悪し妻かたり」第5話はこちら

≫≫全話一覧はこちら

 

 

 

 

 

 

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