有生青春先生の「婚姻届に判を捺しただけですが」第3話を読んだのでレビュー&感想をご紹介します。
目次
婚姻届に判を捺しただけですが3話の注目ポイント!
きっちりタイプの百瀬と、おおざっぱな明葉。
一緒に暮らすとなったら当然ストレスはたまります。
とりあえず明葉は我慢をしようと思っていたけど、あることがきっかけで我慢の限界を超えてしまいました。
婚姻届に判を捺しただけですが第3話あらすじ(ネタバレ注意)
偽装夫婦を始めた明葉と百瀬。
新居は知り合いの作家から百瀬が借りたという一軒家でした。
共同生活スタート!やっぱり百瀬は細かった
祖母の店を守るため、300万円を借りて偽装結婚した明葉。
引っ越しの日、さすがに赤の他人と一緒に暮らすことに躊躇いを感じます。
お金を返し終わったら離婚していいのかと改めて訊ねました。
百瀬は問題ないと言います。
離婚した後は元妻を忘れられずに再婚しない男として世間を欺くと、飄々と答える百瀬なのでした。
百瀬は「おもち」というキュートな猫を飼っていて、明葉は頬を緩めます。
そんな空気をぶち壊すかのように、百瀬は共同生活を送るに当たってのルールを決めようと言い出しました。
几帳面な百瀬の掲げるルールはかなり細かい…。
明葉も要望を訊かれますが特にないと答えました。
あるとしたら不安だ…内心思う明葉。
夫婦生活は忍耐と我慢!?
共同生活が始まってすぐ、明葉が直面したのは朝の目覚まし時計問題!
明葉が飛び起きるほどの音なのに、何分経っても鳴り止みません。
でも、百瀬家の2大ルールが、「私生活に干渉しない・決めたルールは必ず守る」なので、気にしない気にしないと自分に言い聞かせます。
そんな時、仕事でもストレスが溜まることが。
クライアントの無理な要望にぐっと我慢する明葉。
家に帰れば帰ったで、シンクにたった1個のグラスが置いていることを百瀬に指摘されます。
確かに、使ったものはすぐに片付けるというのがルール。
既婚者のマミコは我慢はあるけど楽しいと言ってのけます。
明葉は、本物の夫婦だったらそうなのかと思いますが…。
毎朝鳴り響く目覚まし時計を聞きながら、私には無理だと痛感するのでした。
我慢の限界!?明葉キレる!
我慢できなくなった明葉は、百瀬の部屋のドアをドンドン叩きました。
出てきた百瀬は焦点も定まらずまだ夢の中。
そのまま明葉にもたれかかって寝てしまいます。
ここまで朝が弱いとは思っていなかったので、さすがに明葉も驚きました。
げんなりしているとき、またまたクライアントから無理なことを言われます。
ここも我慢…と堪えますが、そのクライアントが明葉の結婚生活に言及しました。
勝手に小うるさい奥さんみたいなことを言われます。
理想の奥さん像を口にする相手に、そんなのあるわけねーだろと心の中で悪態をつく明葉。
明葉はけっこう限界が来そう。
なんで我慢しているのかもわからなくなってきます。
疲れたときには甘いものだと、明葉は大福を買って帰りました。
ちょうど水切りカゴにいいカンジのお皿があったので、百瀬の姿も見えなかったから拝借することに。
レンジで温めようとスイッチを入れた途端、バチバチと火花が散りました。
慌てて百瀬が部屋から出てきて…。
百瀬はお皿をダメにしたことより、ルールを守らないことを指摘してきます。
最低限迷惑をかけない生活をしてくれと言われて、明葉はブチッと切れました。
百瀬の部屋に駆け込み、目覚まし時計をけたたましく鳴らします。
もう二度と目覚まし時計を使わないと約束するまでは帰らないと言い放ちました。
第3の掟が加わった!できない我慢はしない
有言実行で、明葉はその日から会社に泊まり込みます。
マミコはその話を聞いて可笑しそうに笑いますが、実は苦労も楽しいなんて言ったのは強がりだと漏らしました。
明葉みたいに気持ちをぶつけて夫婦喧嘩すればいいんだよね、なんて言われます。
本物の夫婦でも同じように悩むと知った明葉は、偽物夫婦でもがんばってみようかと思い始めました。
そんなとき、百瀬が明葉の職場にやってきます。
あの日から目覚まし時計なしで起きる努力をしたもののダメだったという百瀬。
だから明葉に毎朝起こして欲しいと言うのです。
明葉も、あの音を聞かされるよりマシかも…と頭を掠めました。
百瀬はたとえ偽造夫婦であっても、これからは主張と妥協を繰り返してこの関係を続けて行かないかと言って、明葉に乾電池を渡します。
それは目覚まし時計の電池…。
百瀬家の掟に、できない我慢はしないという項目が増えました。
明葉は少しすっきりして、仕事にも同じ姿勢でいられるように。
そして毎朝百瀬に声をかけるようになります。
毎回、普段とのギャップに驚かされますが、これからも知らない面を知っていくのかと思う明葉。
ふと、百瀬はどんな人に片想いしているのだろうと頭をよぎります。
百瀬がスマホの着信画面を見て微笑んだ先には、百瀬美晴と…。
婚姻届に判を捺しただけですが第3話感想
まあ、愛し合って結婚した二人でも我慢していることは多いですよね。
返って偽装のほうが上手くいくんじゃないかと思っちゃうくらい…。
ただ、大人になると『どこまで我慢するべきか』って考えちゃうのでは?
こんなことくらい我慢できなくちゃ大人としてどうなの!?っていう…。
でも、小さなことの積み重ねで限界を超えてしまうことが多いと思います。
コップの水が溢れるかんじ。
明葉が百瀬のお皿を使ってしまうくだりは、疲れ切った明葉が猫の『おもち』に癒やされてつい…という風にも見えました。
『おもち』はぽっちゃり猫。明葉も『おもち』を思い出して買っちゃったって言ってます。
そこにいい感じの濃い色の小皿があったから…。
バチバチいっちゃったのは金彩されていたからです。
婚姻届に判を捺しただけですが第3話 まとめ
今回は、「婚姻届に判を捺しただけですが」第3話のストーリーを感想をざっくり紹介しました。
我慢してばかりだと長続きしない!
二人の生活は始まったばかりですからね。