漫画「緑陰の冠」62話を読んだのでご紹介します。
この記事は文章だけのネタバレ記事なので、画をご覧になりたい場合はピッコマでどうぞ♪
目次
緑陰の冠 62話の注目ポイント
ランはルミエに自由になったんだと伝えていますが、今までさんざん騙されて利用されてきたルミエは中々信じられません。
演技していると思い込み、ユスタフを暗殺させようと思っているのかと勘違いしています。ランも、言葉でいくら言っても信じられないのだろうと察し、もどかしい思いでいました。
さて、ラチアに無事帰ってきたランの元に、早速ドワーフが訪ねてきます。ランはドワーフに鎧の製作を頼んでいました。
緑陰の冠 62話のあらすじ(ネタバレ注意)
ランの言葉が信じられないルミエ
前話のラストシーン
ラチアに向かう道中、休憩をとりました。ルミエはいまだにランの厚意に戸惑っています。ルミエとリリーが一緒にいるところに、ランが声をかけてきました。
ランはルミエを気遣う言葉をかけますが、ルミエは演技ではないかと半信半疑です。でも、ランが侍女や騎士たちに対しても、彼らを人間として見ているように感じていました。
ランはラチアに着いたら何をするのか考えておくようルミエに告げます。こそっと支度金くらいは用意できるけど働かないと生活できないでしょうと耳打ちするラン。
本当に何も望んでいないのか?それとも察して動けと言うのか…。ルミエは戸惑います。それに、何をしたらいいのかわからないのです。
ルミエは突然膝をついてランの指示に従うと言い出します。ランは面食らいますが、ルミエの今までのことを考えると仕方がないとも思えてきました。
いくら言葉で言っても信じられないだろうと思ったランは、行動で示すしかないと思い直します。ルミエの前にしゃがみ込んで、ルミエの主はあなた自身だし私は何も望んでいないと伝えました。
ドワーフがラチアにやってきた
ランたちはようやくラチアに戻ってきました。ラチアはすっかり夏模様。夏用の制服のことを考えていると客人が来たと知らせが入ります。ドワーフでした。
応接室に通されたドワーフはパセンとゼトゥラの2人。魔法で作られたというラチア城を興味深げに観察していました。そこへランが現れます。
ドワーフたちは、かしこまった敬語はいらないとかなり友好的。ランは2人をお酒でもてなしました。人間の酒は最高だと舌鼓をうつパセンとゼトゥラ。
彼らはランが注文していた鎧の件でやってきました。最後の仕上げは着てもらってから施したいと思いやってきたのです。そして実際に魔石の鉱山を見せてくれと頼まれました。
ランとしても、ドワーフの採掘技術を伝授してもらえるので願ったり叶ったりです。
ただ、ひとつ残念なこともありました。ランが注文していた品が作れなくなったというのです。
黒山で山鳴り?
ランが取引をしているのは、14部族あるドワーフのうちフェハイド族とルンド族が統治する黒山の一族。彼らは開放的な民族で、久しぶりに人間と取引ができると喜んでいたのです。
商品が作れない理由を訊ねると、黒山で山鳴りがしていて採掘作業が中断していると教えてくれました。
ランは何か思い出しそうになりますがどうしても思い出せません。そのうちわかるだろうと気持ちを切り替えました。
緑陰の冠 62話の感想と考察
ルミエが他人の好意を素直に受け取れないのは仕方ないかなー。ランは未来を知っているから気になって手を出しちゃっただけで、ルミエじゃなくても縁もゆかりもない人が助けてくれたら裏があると思っちゃいますよね。
ルミエが何歳かわからないけど、剣闘場で命をかけて闘ってきたから今の段階でやりたいことって言われてもピンと来ないのも当然でしょう。
腕はたつから、訓練して騎士としてラチアに残るという未来もありそう。ただ、どんな手を使っても勝たなくちゃならないという違法剣闘場で鍛えた腕だから問題は起こりそうですけどね。
ドワーフの言っていた『黒山の山鳴り』はランが「読んだ内容」なのでしょう。でも、はっきり覚えてないようです。この件についてももランの活躍が期待できそう。
緑陰の冠 62話まとめ
今回は、「緑陰の冠」62話のストーリーと感想をざっくり紹介しました。
ドワーフはかなりのお酒好きらしい…。エルフとは対象的に明るいおじさん2人でした。
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