漫画「悪女は砂時計をひっくり返す」101話を読んだのでご紹介します。
この記事は文章だけのネタバレ記事なので、画をご覧になりたい場合はピッコマでどうぞ♪
目次
悪女は砂時計をひっくり返す101話の見どころ
アリアが部屋に引き籠もっているという報告を受けて、ローハンが会いに来ました。アリアはまだ無条件に向けられる好意に居心地の悪い思いを抱いています。
ローハンは自分もまたアリアに感謝をしていると言って、アースとの関係を話し始めました。アリアはバイオレットに少しずつでも心を開いていくことができるのでしょうか!?
悪女は砂時計をひっくり返す 101話のあらすじ（ネタバレ注意）
アリアに会いに来たローハン
国王であるローハンが突然現れたのでアリアは訝ります。ローハンは、アリアが部屋に籠もっていると聞いたから心配で来たのだと答えました。
クロアに悪い印象を持たれたくないという理由。アリアは何も国王自ら来なくてもと返しますが、どこまでが本気か今度はアリアから会いに来てくれるだろうと軽口で返すローハン。
それはないと断言するアリアに、旅の疲れて元気がないわけではなさそうだと笑いました。アリアはバイオレットがあまりに良くしてくれるから負担に感じているのだと、正直に気持ちを吐露します。
ローハンもアニーと同じように、ロースチェント家がアリアに家族という概念に対して悪影響を与えているようだと意見を述べました。
クロアでは、伯爵家がアリアの能力を利用してきたという噂が広まっているのです。アリアはその内容を否定しません。
確かにそれは事実ですが、なによりも悪女だという噂が完全に消えてしまったことが不思議に思えているのです。
そんな状況で、ローハンに孫娘ができてバイオレットも嬉しいのだろうと言われてもピンときません。アリアは、今まで自分のことだけを考えて生きてきたから家族愛がどういうものかわからないと話しました。
アリアはまだバイオレットが何か自分に望んでいることがあるのだろうと思えて仕方ないのです。思案顔をしていると、ローハンが可愛いことを仰ると言って距離を詰めてきました。
愛されることが下手な人のようだと、耳元で囁くローハン。アリアは飛び退いてアースに贈られたブレスレットに手をかけました。
そんなに警戒しないようにと冗談めかして笑うローハン。しかし、真顔になると自分もまたアリアに感謝しているのだと告げました。
嫌な予感がするアース
その頃帝国で激務に追われているアースは―。
アリアの身に何か起こっているような悪い予感に襲われます。すぐにでもクロアに行きそうなアース。そこでまたソルーケの天然発言が飛び出し、アースは何とか帝国に留まります。
アリアの隣に座れるのは自分だけだと信じて！ところがその時アリアはローハンとベンチに座っているのでした。
ローハンがアリアに感謝する理由
ローハンはアリアに話したいことがあるようです。ベンチにゆったり腰掛けて、散歩よりこうして座っている方が好みだと嘯きました。ローハンの意外な面を見てアリアは驚きます。
アリアは、ローハンがアリアの存在に感謝をしていると言ったことがやっぱり腑に落ちません。
帝国とクロアで結んだ平和条約ことを指しているのかと思い、アースにも同じことを言われたものの、アリアはただ自分のためにしてきたことだから気に留める必要はないと説きました。
アースの話題が出たので、ローハンは彼との出会いの話を切り出します。ローハンはあれは忘れられない思い出だと口にしました。
少年の頃、アースは傷だらけで王城の庭園に現れたのです。それは貴族派に命を狙われ、瞬間移動の能力を使って逃げてきたときのこと…。
そのときローハンはこう思ったと語りました。帝国がそんな殺伐とした状況なら、自分が王位に就くときには戦争や経済危機が襲ってくるのではないかと！
そんなことが起きたら面倒だと力説するローハン。平和主義者だとも嘯きます。とにかくも、ローハンがアースを支持した理由に納得するアリア。
するとローハンは、実はもっと前からアースに協力を申し出ていたことを打ち明けます。
ただ、当時のアースは皇太子である自分が国内勢力だけで片を付けるのだと息巻いていて、ローハンの申し入れを頑なに拒んでいました。
それがある日を境にアースの態度が変わったというのです。そしてそれはアリアの影響であることが調査の結果判明しました。
アリアと関わってからアースは勢力を伸ばし、一気に貴族派を粛清することができたのです。ローハンはアリアには感謝と敬愛しかないと告げました。
だからアリアに対して好意を抱くのだし、バイオレットも同じような気持ちが少なからずあるのだろうと説くローハン。アリアに救われた思いがあるのではないかという意味です。
アリアもそのことは頭にありました。そう答えると、ローハンはなぜバイオレットに直接聞かないのかと疑問を呈します。本来のアリアであれば迷わず聞いていたはずだと思うから…。
ミエールの亡霊がささやく戯言
バイオレットになぜ聞かないのかとローハンに問われて、アリア自身悩み始めます。どうしてなのか理由がわからないのです。
そこでアリアはバイオレットの好意がどんな理由であれ、受け入れたかったからかもしれないと気づきました。ただ、そういう感情を受け入れることに慣れていないので、無意識に避けてしまっていたのだと悟るアリア。
そのとき、アリアの脳裏にミエールの囁きがこだましました。復讐のためだけに生きてきたのだから当然だと嘯くミエールの声。
自分の本性が明らかになるのを恐れて生きてきたのだから、そんな甘い感情が似合うと思うのかと問いかけます。
お姉さまは本物の悪女なのだから…ミエールの言葉が聞こえてくるのでした。
悪女は砂時計をひっくり返す 101話の感想と考察
アリアは本来すごく優しい子なんですよね。そしてお人好し。だから1回目の人生ではミエールやエマの悪意にまったく気づかなかったし、貴族らしくという嘘の甘言で悪女と呼ばれてしまったわけで…。
復讐を誓って人生をやり直して、結果としてそれを果たしたわけだけどどこか自分を責める気持ちがあるのでしょう。
どんな理由であれ人の命を奪ってきたのは事実。それが重しとなってのしかかっているように感じます。そんな感情は吹っ切ってほしいですね。
アリアがずっと不安を抱えながら突っ走ってきたのは事実です。それに実は自己肯定感があんがい低い。アースだってアリアが役に立つから好きになったわけじゃないのに！
悪女は砂時計をひっくり返す 101話まとめ
今回は、「悪女は砂時計をひっくり返す」101話のストーリーと感想をざっくり紹介しました。
アースはアリアにサプライズで何か大掛かりなことを計画しているようですよ！
悪女は砂時計をひっくり返す 待望のコミック発売中！
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- ★4.5以上の高評価！
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レビューを少しご紹介しますね。
ピッコマで連載されている漫画のコミックスです。一番大好きなお話で、ずっと紙になるのを待っていました。本当に嬉しい！ しかもただの縦スクロール漫画再録ではなくて、普通のコミックスのコマ割りのように細部が調整されていて、紙面でもとても読みやすくなっています。
紙と電子版両方購入しました。先に紙の方を購入。気になってた台詞誤字が直されてルビまでふってありました。ただ印刷だと発色が少し暗い感じがして、電子版も購入してみましたが、こちらは台詞は連載のままルビもありません。ただやはり発色は綺麗に感じました。
ずっと待っていた１巻の発売！紙で手にできてとても嬉しいです。ただ、近くの書店では取り扱っていなくて、取り寄せになると言われました。どこの書店でも取り扱ってくれるようになれば、これだけ綺麗な表紙ですから、もっとこの作品を知ってくださる方が増えるだろうと思うと、残念です。
電子書籍版よりお高い設定ですが、それもフルカラーだから納得です。発色はやや劣るという意見もありますが、話が進んでアリアが成長していくにつれてドレスがより綺羅びやかになっていくから楽しみ！
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