ピッコマ漫画「余命わずかの脇役令嬢」29話を読んだのでご紹介します。
この記事は文章だけのネタバレ記事なので、画をご覧になりたい場合はピッコマでどうぞ♪
目次
余命わずかの脇役令嬢 29話の見どころ
今回は芸術病に詳しいカルロス家のフェリオールとカリナの会話が中心です。カルロス家は代々芸術家を支援している家門。そのため芸術病についての記録も残されているのです。
フェリオールはカリナと会う前から、かなり進行していることはわかっていました。カリナを助けたいと思っています。
カリナは改めて芸術病についてフェリオールから詳細を聞き…。
余命わずかの脇役令嬢 29話のあらすじ（ネタバレ有り）
ミリアンの態度から
フェリオールはカリナと話をするためにアトリエに向かいました。途中、ミリアンと出くわします。
カリナに会いに行くというと、ミリアンから芸術病のことはお前のほうが詳しいからカリナを頼むと言われました。珍しく殊勝な態度でフェリオールは驚きます。
ミリアンは忙しいからと言ってすぐに立ち去りました。フェリオールはそんな中カリナに親身になっているミリアンのことを訝ります。そして一つの答えが頭を過りました。
カリナの創造の奇跡は神の権能に近い？
フェリオールはウィンストンからカリナのことを聞いていると告げました。カリナは余命のことは言わないようお願いしてあります。まさか全部話しているのかと疑念を持ちました。
フェリオールはカリナの動揺を見て取り、ウィンストンから無理やり聞き出したのだと弁護します。自分がカリナの病が重いことを知っていたからだと説明しました。
芸術家を支援してきたカルロス家には、芸術病に関する数多くの記録が残っています。そのため、芸術家の中には創造の奇跡を起こす者がいることも知っていたのです。
その中でもカリナの能力は神の権能に近いものだと告げるフェリオール。通常は創造物は1日ともちません。そもそもヘルタほどの大きな物に命を吹き込むことができるという記録もないのです。
カリナは自分の能力を初めて誇りに思いました。しかしその代償もわかっています。カリナはフェリオールに皆が命を代償にしたのかと問いました。
創造の奇跡を起こす芸術家の末路
フェリオールは、カリナの問いに答えます。創造者たちは例外なく芸術病にかかり、30を前に亡くなりました。さらに、フェリオールは患者たちの特異な傾向を話します。
彼らは生への執着がないこと、絵に対する並外れた愛着を持ち描けば描くほど執着していき、最終的には命を犠牲にすることに抵抗を感じなくなるというのです。
フェリオールはカリナを助けたいと言うと、そのためには些細なことでも隠し事はしないで欲しいと告げました。
そこでカリナの症状を知るために質問をします。絵に対する執着以外にも催眠にかかったように絵を描き続けてしまう、創造物が唯一の理解者だと思ってしまうかと訊ねました。
どれもカリナに当てはまっています。芸術病患者の孤独・辛さを熟知しているフェリオールは、怒っているわけではないと宥めるように言葉をかけました。
ただ、そうして逃げるために絵を描き続けていると後悔することになると諭すフェリオール。余命半年であることを聞き及んでいるので、絵を手放すつもりはないのかと訊ねました。
カリナは私にはこれしかないと苦笑します。するとフェリオールが共感してくれました。本当に？と興味を示すカリナ。
フェリオールは、子供の頃音楽に夢中になった時期があって、親に監視されたほどだと話して聞かせました。
カリナの緊張も解けたところで、フェリオールが思いついたように口にします。ひとつだけお願いしたいことがあると言うのでした。
余命わずかの脇役令嬢 29話の感想と考察
死ぬとわかっているのに描くことをやめられない…それが芸術病なんて悲しすぎます。カリナは孤独を癒やすために絵を描き始めました。
創造物が唯一の理解者だと思ってしまったのは、カリナの育った環境では仕方ないと思います。心を許せてカリナのことを本気で心配してくれる人が現れたとしても、すでに手遅れということなのでしょう。
北部に来る前のカリナは、生に対する執着は感じられませんでした。でも、ミリアンの元で考えが変わることはないのでしょうか。
そのためにはまずミリアンが自分の気持に気づいて欲しい！そしてカリナを理解してその孤独を追い払ってあげて！
余命わずかの脇役令嬢 29話まとめ
今回は、「余命わずかの脇役令嬢」29話のストーリーと感想をざっくり紹介しました。
フェリオールは何をお願いしたの？気になる…。
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