漫画「彼女と野獣」57話を読んだのでご紹介します。
この記事は文章だけのネタバレ記事なので、画をご覧になりたい場合はピッコマでどうぞ♪
彼女と野獣 57話の見どころ
生きる理由を見つけるために生きていると視線を落とすアスティナに、テリオッドは私のために生きてくださいと告げました。
それまでアスティナはどうしてアタレンタに残ったのか、あえて答えから目を背けていたことに気づきます。アスティナがテリオッドの元に残った理由は…?
そして首都でも何やら動きが!アスティナを救い出そうと決意したベンジャミン。彼には秘密がありました。
彼女と野獣 57話のあらすじ(ネタバレ有り)
アスティナが残った理由
テリオッドの言葉を聞いたアスティナは、テオドールを思い出しました。かつてマティーナだった頃生きる理由がないと言った時、やはり彼は余のために生きろと言ったのです。
アスティナは胸がざわつきました。テリオッドはなおも続けます。一人の人間を救う人生ならそれほど無意味ではないと…。
アスティナは、自我を失うのが怖いのですねと言いながらテリオッドの頬に手を添えました。言い表せないほどの恐怖だと答え、アスティナの手に手を添えるテリオッド。
アスティナはなぜアタレンタに残ったのか自問しました。怪物大公に同情したから?大公領の行政が気になったから?テリオッドと友だちになったから…?
そんな問は無意味だとアスティナはわかっています。答えはもう出ているのです。かつての恋人であるテオドールの面影を感じたいからでした。
アスティナはテリオッドに顔を近づけると唇に唇を重ねました。突然のことに驚くテリオッド。顔は真っ赤です。アスティナは明日も人間の姿で目覚めるでしょうと告げました。
心做しか、その表情は柔らかく見えます。テリオッドの胸の鼓動が止まりません。剣も持っていないのに、なぜだろうと自問するのでした。
まさかベンジャミンが!?
その頃首都では―。
ベンジャミンは皇帝エゼルゼットに謁見をしていました。応接室のような場所でくだけた雰囲気。皇帝は戻ってきてくれて良かったとベンジャミンに言葉をかけます。
実はベンジャミンはかつて皇子でした。皇后の実子であるプリモは蛇のような男。ベンジャミンの実母は彼の身を案じてこっそり逃したのです。
姓を捨てたベンジャミンに皇宮に残った病弱な妹の訃報が届いたのは後になってからでした。
皇宮に戻ってきたのは、アスティナを救うだけの権力が欲しいと思ったからです。妹の死とプリモは関係ないと自分に言い聞かせました。
そのとき、ベンジャミンはイシス皇女に出くわします。最も会いたくない人物でした。イシスはプリモの妹で策士と呼ばれています。他の皇子を排除する計画を主導したのも彼女でした。
イシスはベンジャミンをあからさまに侮蔑し、せいぜい頑張って生き延びなさいと皮肉ります。そして通り過ぎる時に面白そうに耳打ちしました。あなたの妹を手に掛けたのはプリモだと!
彼女と野獣 57話の感想と考察
アスティナの本心はなんとなく予想はしていたけど、目の前のテリオッドとの関係が今後どう変化していくのか気になります。ただテオドールを重ねているだけなのか、それとも一人の異性として見ることになっていくのか!
テオドールはアスティナに恋心を抱き始めているのは確かだと思うけど、事情も事情だけに区別がつきにくいのは仕方ないかな…。
それにしてもベンジャミンが皇子だったとは!何か出生の秘密がありそうだと感じていたけど!プリモって例のあの男を思い出させます。
彼女と野獣 57話まとめ
今回は、「彼女と野獣」57話のストーリーと感想をざっくり紹介しました。
新たな展開が!アスティナはベンジャミンや皇室と関わっていくことになりそう…。