漫画「彼女と野獣」56話を読んだのでご紹介します。
この記事は文章だけのネタバレ記事なので、画をご覧になりたい場合はピッコマでどうぞ♪
彼女と野獣 56話の見どころ
一人でゴロツキのアジトに乗り込んだアスティナを追ってテリオッドが駆け付けました。当然無謀なことをしたと諌めます。
感情を顕にするテリオッドに対して、アスティナはいつものように淡々としていました。生きることに対してどこか投げやりなアスティナ。
そんなアスティナにテリオッドは自分のために生きて欲しいと告げます!
彼女と野獣 56話のあらすじ(ネタバレ有り)
ゴロツキ達にさらわれたジェシーを助け出すために、アスティナはアジトへ向かいました。
ゴロツキ達を成敗!
外は雨。アスティナはずぶ濡れのままアジトの中へと入っていきました。数人の男たちは、気を失ったジェシーを取り囲んでいます。
アスティナの正体はすでに知られているので、ボスと見られる男は見逃してやるからジェシーは置いて去れと告げました。そんな戯言に、承服しかねると即答するアスティナ。
男たちがポキポキと指を鳴らしながらアスティナに近づいてきます。アスティナはそれが答えなら私のやり方で応えてやると告げると腰の剣を抜きました。
このまま大公妃を帰しても捕まるだけだと思ったボスは、手下に合図を送ります。アスティナを始末する気でした。
男たちは次々と襲いかかりますが到底敵うはずもなく、アスティナは倒れた男たちの間をぬってボスに詰め寄ります。その時まだ息のあった男がアスティナのドレスをぐっと掴みました。
一瞬バランスを崩してしまいます。そこへボスが剣を振り下ろしてきました。アスティナはそれを剣で受け止め薙ぎ払い、ドレスを掴んでいた男の顔を蹴りつけます。
同時にボスの喉元を剣で切り裂きました。剣からは血が滴り、アスティナも返り血を浴びています。ひとり残った男が恐怖におののきながら小屋から逃げ出しました。
アスティナが追おうとすると男の悲鳴が!ドアの外にはテリオッドの姿がありました。
彼の剣は残党の胸を貫いています。男の胸から剣を抜いたテリオッドは、怖い顔でアスティナに近づいてきました。
アスティナが生きる理由
テリオッドはアーサーから伝言を聞いて駆け付けたのです。どうして一人でこんな無茶をするんだと声を荒げるテリオッド。
伝言が上手く伝わらなかったようですねと淡々と返すアスティナに、ちゃんと聞いたから来たのだとさらに大きな声で返しました。アスティナの肩に添えられた手は小刻みに震えてきます。
アスティナを心配するテリオッドの言葉にも、感情のない声で大したことないと答えるだけ…。テリオッドは死ぬのは怖くないのですかと問いました。
アスティナは生まれ変わってから生きる意味を見つけられずにいます。これが人生と言えるのだろうかと常に思っているのです。
生きるも死ぬもさほど意味はないと答えるアスティナ。テリオッドは、大切な人もいるでしょうと悲痛な顔を向けました。
しかしアスティナは、望みも大切な人も未練も何もないのだと告げます。生きる理由を見つけるために生きていると…。
すると、テリオッドはそれなら私のために生きてくださいと、雨に濡れたアスティナの前髪を優しくかきあげました。まっすぐ目を見つめることができるようにと言わんばかりに…。
彼女と野獣 56話の感想と考察
アスティナが男たちを斬り倒す様はなかなか圧巻でした。ジェシーが気を失っていて良かったと思っちゃいました。
テリオッドも躊躇うこともなく心臓を一突きしていたから、さすが騎士と言うべき?ところで、テリオッドじゃなくても叱りつけますよね。
いくらアスティナが腕の立つ剣士だとわかっていても、戦地を渡り歩いた英雄の生まれ変わりなんて知らないし…。
アスティナはやっぱり過去生を引き摺っていることがわかりました。いつも飄々としているアスティナの心の闇が垣間見れた回といえるでしょう。
彼女と野獣 56話まとめ
今回は、「彼女と野獣」56話のストーリーと感想をざっくり紹介しました。
2人の場合、単純な愛の告白じゃないんですけどね。