彼女と野獣36話レビュー(ネタバレあり)真の意味で孤独なのはアスティナ?

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彼女と野獣36話レビュー(ネタバレあり)真の意味で孤独なのはアスティナ?

 

漫画「彼女と野獣」36話を読んだのでご紹介します。

この記事は文章だけのネタバレ記事なので、画をご覧になりたい場合はピッコマでどうぞ♪

 

目次

彼女と野獣36話の注目ポイント

 

36話は、人間に再び戻ったテリオッドとアスティナが会話を交わすシーンです。やっぱりテリオッドにはアスティナが『普通の令嬢』に見えません。今は使われていない言語を知っていたり、変なことに反応するアスティナを不思議な人だと思っています。

 

アスティナはアスティナで、別人だとわかっていても、テリオッドにテオドールの姿を重ねてしまい狼狽したり…。

 

≫≫「彼女と野獣」のその他の話数はこちら

 

彼女と野獣36話のあらすじをざっくり紹介(ネタバレ有り)

 

アスティナは、アトランタ家の呪いについて調べるために早速書庫へ。関連ありそうな書物をドサッと机の上に置くアスティナ。中には今は使われていないケルン語で書かれた書物もありました。

 

アスティナは生徒というより教授!?

 

ケルン語や古代語の読み書きができると聞いて、テリオッドは驚きます。通常の貴族は古代語に関しては教養として数行の文章を学ぶ程度だからです。

 

アスティナはベラチェアカデミーが優秀だからだと言いますが、ベラチェでケルン語の読み書きができる人物は数名の教授だけです。テリオッドは生徒だったらアスティナ一人だと断言しました。

 

言語学で最高峰と言われるフィービー大学でさえも、ケルン語の読み書きに堪能な人はそう多くないので、基礎教育機関であるベラチェであれば尚更だと説明するテリオッド。

 

アスティナはケルト語がここまで衰退している事実に愕然とします。100年前は常用されていた言語でした。

 

マティーナのときに、大陸を統一する課程で数々の文明が滅びています。もしあの知識が今も残っていたら、テリオッドの呪いを解く手がかりを得られたかもしれないと頭をよぎりました。

 

でも、あの頃は自分の意志で決めたことなどほとんどなく、必要に迫られてやったことばかり。今更後悔しても遅いと頭を切り替えるアスティナ。必死に生きてきたからと誤魔化しました。

 

書物に目を通しているアスティナを見て、テリオッドは生徒というより教授の方がしっくりくると思っています。それも課題をたくさん出すタイプ…!

 

テオドールではないのに…

 

アスティナはテリオッドに呪いが解けたらどうするのかと問いました。以前の生活に戻るだけだと答えるテリオッドに、あまり良くは聞こえないと告げます。

 

執務に追われる日々を送るだろうことは火を見るより明らかだと言われ、テリオッドは反論できません。どうするべきかとテリオッドが聞き返しました。アスティナは趣味でもなんでもいいから好きなものを見つけることを勧めます。

 

少し考えたテリオッドが、好きな人はどうかと問いました。一瞬アスティナの表情が固まります。普通なら悪くないと曖昧な返事をするので、テリオッドはアスティナの恋人と自分が似ているからだろうかと勘ぐりました。

 

初めて会った日の夜、アスティナが相手の男のことを「テオ」と愛称で呼んでいたことを思い出したテリオッドは、もう一度聞いたら分かるかもしれないと思い…。まずはアスティナに愛称ではなんて呼ばれていたのか訊ねてみました。

 

すると愛称で呼ばれるのは嫌いだときっぱり言い切るアスティナ。そこまで毛嫌いする理由がテリオッドにはさっぱりわかりません。ふと、恋人にだけ許したのかと考えてしまい…。テリオッドはティナと声をかけ、素敵な名前だと告げました。

 

アスティナの逃れられない孤独

 

アスティナは愛称で呼ばれて困惑します。姿かたちはテオドールに似ていても赤の他人だと自分に言い聞かせました。でも、なぜか面影が重なってしまいます。テオ…と口をついてしまいました。

 

テリオッドはその呼び名でいいと答えますが、アスティナはそれを否定します。もっと大切な人に呼んでもらってくださいと告げました。

 

「大切な人」は誰だろうと思い巡らせるテリオッド。考えたところで、乳母のメアリーとオリバーしか思い浮かびません。メアリーは故郷へ帰ってしまいました。オリバーに言ったら、愛称なんてとんでもないと却下されることは明白。

 

そう考えると、自分のことを愛称で呼べる相手なんて妻くらいしかいないのです。妻は大切な人ではないのかとアスティナに問うテリオッド。

 

アスティナが、テリオッドのことを孤独な人だと評しました。テリオッドがテーブルに少し身を乗り出し…。アスティナの方が孤独に見えると告げるのでした。

 

彼女と野獣36話の感想と考察

 

テリオッドがだんだん面白い人物に思えてきました。聡明で大公としての責務も真面目にこなす青年だというのはよくわかるけど、案外人間味もあるような…。

 

幼少期は親からはあまりかまってもらえなかったみたいだけど、まっすぐ育ったことは素直な性格からにじみ出ていますよね。

 

アスティナを不思議な人だと思いながら、何か大きな秘密を抱えていると察している感じもします。勝手に想像した恋人にちょっとやきもち焼いているようにも…?

 

彼女と野獣36話まとめ

今回は、「彼女と野獣」36話のストーリーと感想をざっくり紹介しました。

 

アスティナの孤独は前世の記憶を持っている限りはなくならないんだろうな…。

さて、夕方になったらテリオッドはまた狼になってしまうのでしょうか!?

 

 

 

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