漫画「緑陰の冠」22話を読んだのでご紹介します。
この記事は文章だけのネタバレ記事なので、画をご覧になりたい場合はピッコマでどうぞ♪
緑陰の冠 22話の注目ポイント
ラチアで採れる魔石は、人間が利用できる透明な魔石とは別に赤と青の魔石があります。それはエルフやドワーフしか利用できません。
異種族の高い技術で作られる製品を独占販売することがランの目的！ゴールデンローズに渡しておいた赤い魔石に早速エルフが食らいついてきました。
気難しいエルフと取引をすることができるでしょうか！
緑陰の冠 22話のあらすじ（ネタバレ注意）
ランが最初に頼んだ魔法細工
リディアはこれほど大きく純度の高い魔石は見たことがありません。これで魔法細工を作ってくれと言われて尻込みします。
そんなリディアにランは魔石はたくさんあるから貴重ではないと笑顔を見せました。貧富の差なく領民皆が利用できるように、魔石の用途もどんどん広げたいと楽しそうに話すラン。ランはラチアで採れるこの魔石を氷水晶と名付けました。
話を変えて、ランはリディアにギルドはラチアだからあなた達を派遣したのですね？と確認するように問います。リディアは顔を赤くして黙り込みました。
魔術師はラチアの半径10ｋｍ圏内に近づくことを禁じられています。魔法細工師にはその縛りはないものの、彼らはまるで自分たちが魔術師であるかのように振る舞っていました。
だからラチアに女性と子供を派遣してきたのです。ランはリディアに、女同士力を合わせましょうと言うと、ラチアの専属細工師になって素晴らしい作品を作って欲しいと告げました。
そこでさっそくランは寝具を温かくする品物を作って欲しいとお願いします。北に位置するラチアは11月にもなると冬。4月まで寒い季節が続くのです。
今年の冬は暖房器具で凌ぐぞ！ランは決意していました。
突然の訪問者
ある夜、ユスタフがランの部屋を訪ねてきました。ノックをしただけで誰かも確認しないで招き入れたランに、不用心だと指摘するユスタフ。
でも、ランは夕食後に訪ねてくるなんてユスタフしかいないと悪びれません。ユスタフはお客を連れてきていました。なんでユスタフが？と訝るランに、少々特別な方だと答えるユスタフ。
現れたのはエルフでした。エルフは赤い魔石を見せ、お前が送ったもので間違いないかと訊いてきます。それはゴールデンローズに渡したもの。ランはエサに食らいついたと確信しました。
エルフはどこで手に入れたのかと高飛車に訊いてきますが、ランは答える義理はないと飄々とかわします。対等な立場で話がしたいと言うと、エルフは一言「ハレシュ」と告げました。
間をおいてそれが彼の名前だと察し、ランも自己紹介をします。その時、ユスタフが赤い魔石をひょいとつまみ上げたので、ランはユスタフに赤と青の魔石のことを言っていなかったことを思い出しました。
赤い魔石とエルフ
この世界で普段目にする透明な魔石は人間が直接利用できますが、ラチアで採れる魔石の中にはそれとは違うものがあります。エルフやドワーフしか扱うことのできない赤の魔石と青の魔石。
人間の魔術師はこれらの魔石に近づくと魔力の変異を起こして廃人となってしまうので、彼らはラチアに近づけないのです。
ランは異種族と交流を持ち、彼らが作る高級品の取引を独占する商会を作ろうと思っていました。エルフもドワーフも一筋縄ではいかないことは重々承知ですが、ラチアの財政を立て直すためには必要なことなのです。
ハレシュはエルフらしいストレートな物言いで、相手の気持ちを汲む姿勢などまったくありません。ランはかえって取引しやすいと思いました。
緑陰の冠22話の感想と考察
ランは最初からエルフと取引をしようと思っていたんですね。氷壁で採れる魔石には赤と青があることも知っていたし、それが原因で魔術師はラチアに近づけないことも。
それはランが「読む者」だから知り得た情報。でも、それを利用しようとした理由はユスタフが苦労しないようにラチアの財政を立て直そうと思ったから。
本来のランの性格だったら、本当はのんびり過ごしたいような…。少なくともラチアから出て温かい場所で暮らしたいみたいです。寒いの本当に苦手なんでしょうねぇ。
緑陰の冠22話まとめ
今回は、「緑陰の冠」22話のストーリーと感想をざっくり紹介しました。
ユスタフになーんにも言ってなかったのね…。
