漫画「緑陰の冠」21話を読んだのでご紹介します。
この記事は文章だけのネタバレ記事なので、画をご覧になりたい場合はピッコマでどうぞ♪
目次
緑陰の冠 21話の注目ポイント
ラチアは莫大な借金を抱えていました。ランはせめて家臣から借りた分は返そうと思い、アクセサリーを売ることに。ユスタフが当主になったときに少しでも楽にしてあげたいと思ったのです。
一方、魔石を使った商売も進めていました。まずはギルドから魔法細工師を派遣してもらったのですが、やってきたのは女性と幼い子供でした。
緑陰の冠 21話のあらすじ(ネタバレ注意)
借金を減らすために!
ランはユスタフにアクセサリーを売って家臣だけでも借りたお金を返したいと伝えました。
ランが読んだ未来では、摂政となったリンドバーグが土地を切り売りして、残ったのは爵位と邸宅だけ。
その上伝染病でリンドバーグだけでなく家臣や領民が大勢亡くなり、莫大な借金を抱えることになります。その公爵家をユスタフが継ぐことになるのです。
この世界が自分の創造物ではないと知った今、ランはラチアはユスタフにとって大切な存在なのかもしれないと思い始めていました。
ランはユスタフに、もしユスがいなかったらアクセサリーを持ってとっくに逃げ出していたと笑いかけます。小説の作者じゃないからといって、ここにいる人々に愛着がなくなったわけではないから…。
ロスが主君がいて良かったと嫌味を言いながらユスタフにお茶を持ってきました。ランにも持ってきましたが、わざとらしく乱暴にカップを置いたので紅茶がこぼれてしまいます。
するとユスタフが自分のカップをランに差し出しました。しゅんとするロスを見て、ざまあ見なさいと心の中で悪態をつくラン。言葉ではなく行動で諭すユスタフに感心もしました。
ユスタフが本当にアクセサリーを処分して良いのかと訊いてきたので、ランは損しない分だけ売ってあとは未来の公爵夫人にとっておくと答えます。
空からフッと降りてくるかもしれないと冗談みたいなことを口にするランですが、ユスタフがシナと出会ったら今日のことを言ってあげようとイタズラ心を抱いていました。
ところがユスタフはそっけなく聞き流します。ランは腑に落ちない気分になりました。
使用人をふるいにかけるいいチャンス?
時は流れ、アクセサリーはリベリーの使いが高く買ってくれたのでワイルド男爵とランス男爵に借金を返しました。
このことが、尾ひれがついて使用人たちの噂に上り、公爵家が破産の危機だとまで言われるように…。ランは頭を抱えますが、ユスタフはかえって良かったと言います。
最初はきょとんとしていたランも、その意味を理解しました。お金目当ての人物かそうでないか見分けるいいきっかけになるのです。
信頼できる人物を見分けることの大変さをわかっているランは、面倒だからユスタフに任せようと思うのでした。
魔法細工師がやってきた
ある日ギルドから魔法細工師が派遣されてきました。リディアという女性と、まだ幼いフランチェという少年。親子ではないということでした。
ランは2人にラチアに呼んだ理由と依頼内容については他言無用だと告げ、さっそく魔石を見せました。その大きさと純度にリディアは驚愕します。
緑陰の冠21話の感想と考察
頭の回転の速さも物事を深く考える能力も、ユスタフの方がランより全然優れているんですよねー。でも、ランもそれなりに優秀だと思うんだけど…。ユスタフが特別なのでしょう。
ランがユスタフの苦労を少しでも減らしたいと思う気持ちは本物なのに、ロスは相変わらずの態度。まだランが当主の座を譲らないと思っているの?
ユスタフ自身がランを信用しきっていないから仕方ないのかもしれないけど、ユスタフの場合は誰も信じていない、信じちゃいけないと思っているからロスの幼稚な感情とは全然別物です。
さて、いよいよ魔石事業が本格始動?
緑陰の冠21話まとめ
今回は、「緑陰の冠」21話のストーリーと感想をざっくり紹介しました。
ロスのランに対する態度は酷い…