漫画「彼女と野獣」16話を読んだのでご紹介します。
この記事は文章だけのネタバレ記事なので、画をご覧になりたい場合はピッコマでどうぞ♪
目次
彼女と野獣16話の注目ポイント
ベンジャミンはアスティナのことをひどく心配しています。ベンジャミンとアスティナは、アスティナがアカデミーに入学した6年前から一緒に剣術の鍛錬をしていました。
ベンジャミンにとってアスティナは大事な人であることは確かです。アタレンタに行ってアスティナを連れ戻そうと決意しました。
彼女と野獣16話のあらすじをざっくり紹介(ネタバレ有り)
ベンジャミンがアスティナと会ったときの回想シーン。アスティナがアカデミーに入学したばかりの頃の話です。
誰でも使えるはずの鍛錬場を、新入生の女だという理由で使わせてもらえなかったアスティナは、上級生のアドルフに詰め寄りました。人だかりができていたのでベンジャミンも覗いたのです。
アスティナの剣術に惚れ込むベンジャミン
アドルフは高飛車な態度でアスティナをお嬢ちゃん呼ばわりました。アスティナは外見だけで判断するのは騎士として失格だと淡々と諭します。野次馬から笑いが起こりました。
アスティナはアドルフの非礼を淡々と述べます。アドルフの顔色が変わってきました。実力を証明すれば使わせてくれるのかとアスティナが問うと、丸太でも切って証明するつもりかとからかいますが、どうやっても使わせるつもりはありません。
本気で丸太を切ろうと思っていたアスティナは、言っていることが違うと非難しました。するとアドルフが、失せろと怒声を浴びせてきます。アスティナは手袋を投げつけ決闘を申し込みました。
いきり立ったアドルフはアスティナに剣を振り下ろしますが、アスティナはいとも簡単に受け止めその剣をいなし、あっという間にアドルフの首筋に剣を当て…。
勝負は瞬時につきました。アスティナが、鍛錬場にいるときは私に近づかないでくれと呟くと、アドルフは真っ赤な顔をして泣きながら立ち去ります。アスティナは、子どもには厳しすぎたか…と独りごちていました。
野次馬たちも散っていき、鍛錬場にはアスティナだけが残ります。そのときベンジャミンが声をかけました。訝るアスティナに、剣術の稽古をつけて欲しいと頼んだのです。
ベンジャミン、決死の覚悟だけど…
それから1ヶ月ほど経った頃、ベンジャミンはアスティナになぜそんなに一生懸命鍛錬に励むのかと訊ねました。アスティナは剣術部ではなく政治学部だから余計に不思議だったのです。
するとアスティナは弱いのは危険だから己を鍛えていると答えました。アスティナもベンジャミンに同じ質問を返します。明確に答えも出せず、さあ…と口にしてから、ベンジャミンは守りたい人がいるからかなと答えました。
その時アスティナは、今より強くならなくてはな、と返し剣を取れベンジャミン!と叱咤激励するように剣先を向けます。後悔に苛まれぬよう己を高めよ!と口にしました。
ベンジャミンは、騎士然としたアスティナの言動に一瞬呆然としますが、思わずひざまずくところだったと軽口で返すのでした。
そして現在―。
ベンジャミンはアスティナのために作らせた剣を手に取ると、すぐ駆けつけるから…と決意を新たにしました。
彼女と野獣16話の感想と考察
6年前だからアスティナは12歳くらい?アドルフはその時15歳でした。剣術部だろうから、アスティナに負けたことはかなりショックだったでしょうね…。
アスティナは幼いときから転生したことを理解していたから、中身はマティーナそのものです。
体力的なことでは少女のアスティナは不利だろうけど、その分頭で体の使い方をわかっているから騎士にもなっていない15歳の学生なんて赤子の手をひねるって感じ?
それにアスティナは両親に隠れて小さい頃から剣術の鍛錬をしてるし。チビのアスティナが『子ども相手に』って思っているのが可笑しかったです。
ベンジャミンはすごく深刻な顔をしてアスティナのことを心配しているけど、当のアスティナは獣を調教したしアタレンタの膿を出し切ろうと案外充実した生活を送りそうなんですけどね。
彼女と野獣16話まとめ
今回は、「彼女と野獣」16話のストーリーと感想をざっくり紹介しました。
ベンジャミンの不安ととアスティナの温度差が…。