漫画「もう一度、光の中へ」31話を読んだのでご紹介します。
この記事は文章だけのネタバレ記事なので、画をご覧になりたい場合はピッコマでどうぞ♪
目次
もう一度、光の中へ 31話注目ポイント
前話に引き続き、まだアイシャが生まれる前のおはなし。
アイリス皇后が懐妊したことによって、それまで空いていた宮を生まれてくる子のために用意することになりました。
その宮殿の裏手にある山は、イシスが一人になりたい時に足を向けていたお気に入りの場所。もう行けなくなると思ったイシスは朝早くに一人で向かいました。
その山の中でイシスはアイリスに声をかけられます。二人の間に雪解けの予感…？
もう一度、光の中へ 31話のあらすじ（ネタバレ注意）
アイリスを突き放すイシス
イシスに声をかけてきたのはアイリスでした。イシスは驚きますが、すぐにいつものそっけない態度を見せます。アイリスに背を向けると、振り向くなと自分に言い聞かせながら足早に歩き始めました。
焦っていたイシスは石につまずいて傾斜を転がり落ちてしまいます。アイリスが青ざめた顔で駆け下りてきました。膝や顔など傷だらけのイシスを見て動揺するアイリス。
しかしイシスは大丈夫だと言って、心配するアイリスの手を払い除けました。イシスは心配されるのは迷惑だとひどい言葉を投げかけます。アイリスは絶対怒るだろうと思っていました。
同時に、今までは無視して突き放してきたけれど、こうして傷つけてアイリスの方から距離をとってもらうようにすればいいんだと思い至るイシス。徐に立ち上がるとふらふらと歩き始めました。
答えに窮すイシス
イシスは呼び止めるアイリスを無視してひょこひょこと歩き続けます。アイリスは「イシス！」と大きな声で呼ぶと、イシスをひょいっと持ち上げました。
アイリスはイシスを大きな岩の上に座らせると、ドレスの袖を破いてイシスの手当をし始めます。イシスは突然のことに驚いてしばし呆然としていました。
アイリスが、どうして自分を大切にしないのかと悲痛な顔を見せます。イシスのことを大切に思っているのになぜ感心を持つなというのかと訴えるアイリス。本当の母ではないからかと、寂しそうな目で問いました。
イシスはビクッと身を固くして、アイリスから顔を背けます。そんなイシスにアイリスは帰りましょうと優しく声をかけました。
久しぶりに会うアイリスに
山での一件から数ヶ月は、イシスはアイリスと顔を合わせることもありませんでした。その間にイシスの皇太子即位式が執り行われることが決まりました。
ティリオンがイシスの立場を明確にするためですが、そのこともイシスは十分理解しています。外戚である祖父が喜ぶだろうと考えるイシス。
しかしイシス自身はその地位を望んだことはありません。自分は祖父の操り人形だと思っているイシスは、皇宮という場所でさえ息苦しく感じていました。
窓から空を見上げ、空を飛ぶ鳥のように自由になりたいと切望するイシス。ポケットからアイリスのハンカチを取り出しました。山で怪我をしたときに、顔を拭ってくれたハンカチです。
そのときアイリスはイシスに自分自身に無関心にならないように、痛かったら痛いと言っていいのだと説きました。イシスはハンカチを見てアイリスの言葉を思い出します。
その時、アイリスに声をかけられました。お腹はだいぶ大きくなっています。アイリスは皇后宮に来て一緒にお茶をしようと誘いました。
もう一度、光の中へ 31話の感想と考察
山でのことはすぐにアイリスを受け入れるという展開にはならなかったけど、確実にイシスの意識は変化していますね。賢いから自分の置かれた立場をきちんと理解しているからこそ慎重になってしまっているんでしょう。
アイリス自身のことは良い人だとわかっているから、あともう一歩ですね！アイシャが生まれてくる前からイシスがアイリスのお腹に話しかけている場面があったからそろそろ？
イシスがアイシャのことを大切に思う気持ちには、彼自身の葛藤が大きく関係していたことが丁寧に描かれています。兄妹愛の裏にあるアイリスの優しさが尊い…。
もう一度、光の中へ 31話まとめ
今回は、「もう一度、光の中へ」31話のストーリーと感想をざっくり紹介しました。
アイリスの言葉がイシスの心に染み込んでいますねー。イシスはお茶の誘いを受けるのかな？
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