漫画「緑陰の冠」30話を読んだのでご紹介します。
この記事は文章だけのネタバレ記事なので、画をご覧になりたい場合はピッコマでどうぞ♪
目次
「緑陰の冠」前話(29話)のあらすじを簡単に
ラチアの1年は『新年の儀』から始まります。
ランは当主として初めて臨みますが、『扉』までがとにかくしんどい!!
寒さ対策でもっこもこに着込んでいるから、馬から落ちそうになりながらなんとかたどり着きました。
儀式自体はあっけなく終わるのですが、帰りの道中を考えるとげんなりするラン。
すると帰りはユスタフが自分の馬に乗せてくれました。
道中、ユスタフは誰にも話したりしたことのない実母のことを話し始めます。
ユスタフは、ランには本心を話してしまうことに自分でも不思議に感じるのでした。
「緑陰の冠」30話のあらすじをざっくり紹介(ネタバレ有り)
城に戻ったら早速宴が待っています。
正装に着替えて、パーティーの開始!!
借金を返し終わるまで、お互い贅沢はできないね…
ランはちょっとワインを飲みすぎてしまいます。
一息ついているとユスタフが水を持ってきてくれました。
見るとユスタフはアカデミーの制服を着ています。
礼服は持っていないと言うので、見繕えばいいとランが口にしました。
贅沢はできないと言われたので、礼服の1着や2着はなんとかなるとちょっとムキになるラン。
でも、ランも公爵夫人のドレスを着回していることをユスタフは知っています。
ユスタフがランに言われたのと同じことを言いました。
1着見繕っては、と。
ランは母親のドレスが山のようにあると笑いました。
実際、ランの母親は宴のたびにドレスだけでなく靴や装飾品も新調していたので、それが財政を圧迫する要因にもなっています。
そのせいもあって、ラチア家は財政破綻して公爵家の中では一番貧乏に…。
でも、魔石があれば一発逆転だとランは希望を持っていました。
ランは想像以上にダンスが下手!?
ユスタフにダンスに誘われたランは一瞬躊躇います。
実はとっても苦手だったから。
ユスタフは、ちゃんとリードすると余裕の表情です。
踊り始めて、ランはユスタフの身長が伸びていることを実感しました。
そんなことに気を取られていると、案の定思い切りユスタフの足を踏んでしまいます。
首都でどうするのかと呆れた感じでユスタフに言われたので、おずおずと心配かとランが訊ねました。
ユスタフはラチアに傷がつくのが嫌だときっぱり!
ユスタフからラチアをとったら何が残る?ラン即答!
ランは以前から、ユスタフは本当にラチアを大切にしていると感じていました。
そのことを口にすると、ユスタフに逆にどう思っているかと訊かれます。
ランは正直に、ラチアは由緒正しき家門で伝統と格式を重んじることは知っているけど、それが自分にとって大切かと訊かれたら違うと答えました。
ユスタフが唐突に、自分からラチアをとったら何が残るのかと疑問を投げかけます。
ランは『イケメン』と即答しました。
本気だったのですがユスタフが苦笑い…。
ランはラチアはユスタフのものだと断言しました。
ユスタフもそれは疑っていません。
ユスタフの実母である前公爵夫人は、ユスタフが幼い頃からラチアはあなたのものだと事あるごとに口にしました。
妻を顧みない夫に対する復讐のように何度も何度も。
それ以外にも、大きな声で笑ってはいけない、涙を見せてはいけない、感情を表に出してはいけないなど、ラチアの当主として威厳を見せつけるよう言い聞かせてきたのです。
「緑陰の冠」30話の感想と考察
キャラ的にもランはダンス苦手そう…。
ユスタフは何でもそつなくこなしそうだから、ダンスも安心の仕上がりなのでしょう。
最後の方の描写で、何度も足を踏まれているのを見たはずなのに、ブレインがランにダンスを申し込みました。
きっと何か話があるのかと思うけど、足を心配してしまう…。
29話でも前公爵夫人の話が出てきたけど、ユスタフにとって良くも悪くも影響を与えていますね。というよりトラウマ?
ランは継母がトラウマの元になったと思っているけど、根はもっと早くから張り巡らされていたようです。だから鉄仮面のようにいつも無表情なのか…。
でも、ランと一緒にいて段々笑うことも多くなっているからこれからどうなるか楽しみ♪
まぁ、大声で笑うとかはまだまだなさそうだけど。
「緑陰の冠」30話まとめ
今回は、「緑陰の冠」30話のストーリーと感想をざっくり紹介しました。
ラチアをとったら何が残るかと訊かれて、イケメン!と即答するランが可笑しい。
でも、たしかにそのとおり!!